まだ続くよ、ウィンドの話。しつけー。
ウィンドのセイルって風を孕んで丸く風下側に出っ張ってますやん?あれって、単に風に押されて結果的に出っ張ってるだけと思ってるでしょ?あ、思ってませんか?ちゅか、そんなん見たことも考えたことすらないですか?あーそうですねはいはい。
実は、合目的的に出っ張るように設計されています。風受けてない時も片側にペコンと膨らんでる。
セイルの断面が、飛行機の翼の断面(翼型)と同じ形になるようになってるんですね。のみならず、飛行機の翼は翼端で風が渦を巻いて失速しないように、端に行くに従って仰角が浅くなるように設計されてますが、まさにウィンドのセイルも同じ形状をしています。
さらにさらに、セイルってテンションの掛け方で断面形状を薄くしたり厚くしたり出来るんですけど、その特性がグライダーのそれと全く同じ!薄翼にすると風に強くなるけどピーキーで難しくなり、厚翼にすると微風でもがっつり揚力発生するけど強風に弱くなる。
まぁ、考えてみたら「空気中をある程度の速度で進んで一定方向に揚力を発生する」って目的が同じなので同じ形になるのも当たり前っちゃあ当たり前ですけどね。
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