翼竜の名前に頻繁に使われる語尾には、「ダクティルス」「プテロス」「グナトゥス」「ドラコ」の4つがあります。
それぞれ「指」「翼」「顎」「竜」って意味です。
「翼」や「竜」は解るけど、なんで「指」なん?とお思いでしょうことよ。
最初に発見された翼竜は、当時、まさか爬虫類が空飛んだとは誰も想像してない時代なので、「なんかこいつ指長い。なにこれ?ペンギンみたいにヒレで泳いでた?」とか海洋生物だと考えられていました。
でも、ある時ゾメリングって医者が「これ翼じゃない?」と気づいて、プテロダクティルスと名付けます。「翼の指」という意味です。
てぇことで、「指」という単語をわざわざ使うのは、その化石の一番目をひいて特徴的だった部位が指だったからなんです。
で、第一発見翼竜が「プテロダクティルス」なので、その後は別に指は見つかって無くても翼竜の名前に「ダクティルス」という語尾を使うのが、ま、流行りと言いましょうか、リスペクトと言いましょうか、オマージュと言いましょうか、パクリという訳ではありません。
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