プテロダウストロ途中絵その10

プテロダウストロは咬む力強かった、でも歯は咬み合って無い。というのが昨日までのあらすじです。


ほんなら、その咬む力を何に使っていたか。

ご想像通り、水をくんでたんでしょう。水の中のプランクトンとか小さな甲殻類とかを一緒にくみ上げて、上顎を閉めることで水だけ歯の間から押し出してた。口の中に残った小さな獲物を上顎の小さな歯で噛み砕いて食べてた。


クテノカスマ科の翼竜には同様に濾過食のがたくさんいますが、他のクテノカスマ科はプテロダウストロほど歯の密度は高く無く、単に水の中に口を浸けて引っかかる獲物を捕っていただけかもしれません。


プテロダウストロだけが積極的に水をくみ上げて、ざばぁーっと押し出していたようです。その証拠に他のクテノカスマ科はそれほど咬筋が強く無いです。


プテロダウストロは、狙う獲物は小さくて軽いけど、一緒に口の中に入れる水が重いので咬筋が発達したんですね。

月が味方をしてくれる。

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