デンドロリンコイデスの、特筆すべきポイントとしましては、なんと言いましても「尾」でしょう。
とは言ってもですね、デンドロリンコイデスが生きてた時は、別に本人は特に尾に関してなんら思い入れも無いでしょうし、別に特徴ある尾ってわけでも無いんですけどね。言ってみれば歴史のいたずらと言いましょうか、何と言いましょうか。
デンドロリンコイデスは、アヌログナトゥス科です。アヌログナトゥス科は原始的翼竜なのに尾が短いという大変大きな特徴があります(アヌログナトゥス科以外の原始的翼竜はみんな尾が長い)。
他にも、眼がデカいとか、顔が丸くて幅広いとか、首が短いとか、アスペクト比の大きな翼とか。
ところが、デンドロリンコイデスの化石は、他の特徴は全部満たすのに尾が長かったんです・・・と当初は思われてたんですよ、つづく。
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