トロペオグナトゥス途中絵その4

トロペオグナトゥス最大の特徴は、絵を見てもらっても解るように、鼻先と下顎の先端に付いているデカいウチワみたいなトサカです。


「アンハングエラ」とか「オルニトケイルス」とかも、この手の顔の一番先端に付いてるトサカが特徴ですが、そいつらの中でもトロペオグナトゥスのが一番デカい。


何が不思議ってね、自作のラジコン飛行機作って飛ばしてみたら痛いほど解りますが、垂直尾翼が無い飛行機って飛ばないのよ。いや、飛ぶのよ、真っ直ぐは。でも、ちょっとでも旋回しようとしたら、いきなりキリモミで落ちるのよ。


進化型翼竜は、みんな、尻尾が短くて、垂直尾翼がありません。現代の鳥にも垂直尾翼は無いですよね。てぇことで、飛行動物はみんな、効率の悪い垂直尾翼を無くすため、水平尾翼や主翼を極めて繊細にコントロールして飛んでいるんです。


垂直尾翼無くすだけでもこの努力なのに、さらに重心から一番前方に離れた鼻先にウチワみたいな垂直性分わざわざ付けるやつの意味が解らんて。「飛ぶ」ということに関しては、ゼロどころかマイナス要素ですからね。

月が味方をしてくれる。

とにかく毎日(当社比)絵を描くブログ 。 「翼竜と共同生活する猫」の絵を販売しています。登場する翼竜はすべて実在した種類です。

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