「ディモルフォドン」も「エウディモルフォドン」も、どちらも確かに歯の形状が2種類あります。
が、しかし。
ディモルフォドンの場合、でっかい牙と小さい円錐形の歯なんですよね。それって、大小の差はあっても本質的に同じ形状ですよね?
ちゅーことで、エウディモルフォドンは「本当の2種類の歯」という名前を付けて、あてこすりに来ました。
エウディモルフォドンにも、口の前のほうには長い牙があります。
ところが、後ろの方の歯は、多歯冠尖頭と言いまして、ほら、犬とか猫が寝てる時に口の端をびろぉーんて広げて中見たら、根元は一つだけど先端が3つに分かれて尖ってる歯があるでしょ?あれです、あれ。
エウディモルフォドンの奥歯は、先っちょが5つに分かれて尖ってる歯が並んでるんですよ。前方にある単純な牙と明確に形状が異なる。さらに、多歯冠の小さな歯がずらっと並ぶ中、上顎途中の2本だけちょっと大きい。
この歯の形状がエウディモルフォドン最大の特徴です。こんな凝った歯の造りしてる翼竜は他にいません。
あ、まぁ、プテロダウストロは別の意味で凝ってるけど・・・。
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