アルキオーネ途中絵その12

翼の短いアルキオーネが、翼の長いニクトサウルス科に分類された理由も、薄々ではありますが解ります・・・。


ニクトサウルス科は、上腕骨の形が非常に特徴的なんですよ。


上腕骨に、胸筋と三角筋が付着する「三角胸突起」というでっぱりがあります。これは翼竜でよく認められる特徴。しかし、ニクトサウルス科では、三角胸突起の発達が特に著しく、もう上腕骨自体が斧みたいな形状してるんです。


多分、それだけでアルキオーネはニクトサウルス科なんだろうね。


翼の長さが変わるよりも上腕骨形状が変わるほうが、進化の過程において珍しいわけでしょう、たぶん。

月が味方をしてくれる。

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