絵を描く上で、翼竜と恐竜の差でもっとも大きなポイントだと思っているのは、「足の接地箇所」です。
翼竜は、我々人間と同じでかかとを着けて歩いています。「蹠行性(しょこうせい)」と言います。「蹠」とは「足の裏」の意味です。「掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)」の「蹠」ですね、って知らねぇーよ、しかも読み方違うし。
熊とかも蹠行性です。
ところが、恐竜は指先しか接地していません。「趾行性(しこうせい)」と言います。実は動物界では趾行性のほうがメジャーです。犬も猫も鳥もカンガルーもみんな、趾行性。
つか、人間も真剣に走ると趾行性になりますよね。運動性能は趾行性のほうが良いように思えます。関節を一個多く使えるわけですから、ひいては筋肉をより多く使える可能性があるわけですよね。
その所為だか、絵に描くと蹠行性のほうがトッポいのよ。ぼぉーっと立ってるように見える。飛んで無い翼竜の「ぬぼぉー感」は蹠行性にあり!
趾行性のほうが精悍にカッコ良く描きやすいです。
まぁ、ぬぼぉー感も愛嬌あってかわいいんだが、鳥の写真とか見るとうらやましいなぁと思っちゃう・・・。
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