エオプテラノドン途中絵その8

昨日に引き続いて「ぬぼぉー感」のお話。

立ってる翼竜がぬぼぉーとしてるように見えるのはかかとを接地してる所為だと昨日お話しました。

もう一つあると思うんです。股関節がね、外に開いてて、真っ直ぐ足を腹側に伸ばせないんだな。猫とか犬とか足が真っ直ぐ地面に向かって伸びてますやん?あれが出来なくて、ワニみたいに体の外側に向かって足が生えてるのねん。その所為でガニ股になって、なんだかぬぼぉーっとしてるように見えます。

あ、アズダルコ類など陸上に特化した翼竜には、一部例外はあるようですが。

股関節が外向いてて足を広げた状態がデフォみたいな設計って、完全に飛んでる姿勢しか考えて無いよね。

後ろ足と尾の間にも「ウロパタギウム」と呼ばれる翼膜があって、足を動かすことで尾翼として使っていました。

そうなってくると、今度問題となるのは「離陸どうしてたの?」って疑問です。だって、陸上を走れなかったってことでしょ、股関節が外向きって。さらに、後期の進化型翼竜はみんな、上半身は筋骨隆々なのに下半身が凄く貧弱です。足を使った離陸は考えにくい・・・。

その所為で「巨大翼竜は崖の上に住んでて、飛び降りることでしか飛び立てなかった」みたいな都市伝説が出来たわけですよ。これほどまでに飛行に特化した形状してるのに、そんな不自由な生活してるわけ無いじゃんすかぷんすか。

鳥とは違う、翼竜独特の離陸方法があったようですよ。詳しくは明日っ!引き伸ばしても誰も興味ないってばよ。

月が味方をしてくれる。

とにかく毎日(当社比)絵を描くブログ 。 「翼竜と共同生活する猫」の絵を販売しています。登場する翼竜はすべて実在した種類です。

0コメント

  • 1000 / 1000