昨日してたウィンド雑誌の話の続きなんですけどね。
ウィンドサーフィンには「プレーニング」という技術がありまして、みんな、とりあえず乗れるようになったらその技術獲得にいそしみます。
でもね、学生さんは半年くらいで出来るようになるそうですが、年とってからウィンド始めた週に1回2時間ほどしか乗らない運動神経の鈍いオッサンはプレーニング出来るようになるまで3年かかるわけですよ。
にもかかわらず、ウィンドの雑誌には「プレーニング講座」みたいな記事が載ることは一切無く、「雑誌読みたけりゃあプレーニング出来るようになってからおいで」という疎外感と言いましょうか被害妄想と言いましょうか平家じゃなければ人じゃないと言いましょうか、ほぼ全ての記事がプレーニング出来ること大前提で書かれています。その辺がウィンド業界の裾野を狭めているのかな、と。
ま、確かに雑誌に限らず業界自体が、いつまででもプレーニング出来ないでいるオッサンに厳しいっちゅーのもあります。
「プレーニングが出来ない初心者用の板」と「プレーニングしやすいように設計された中級者以上用の板」の間の板がほぼ存在し無いのでね、初心者用の板を卒業したかったらプレーニング出来ないとお話にならないんです。
単車で例えるなら、セローとモトクロッサーしか存在しないみたいな。ま、セローも初心者用の板もポテンシャル高い点は共通してるんですが、しかし、他に選択肢が無い。
しかも、中級者以上用の板は微風で乗れない(楽しくない)板なので、そっちを買っちゃうと強風じゃないと出艇しなくなっちゃいます。
「ある程度、どんなコンディションでも海に行ったら遊べる、どんなレベルでも楽しく乗れる」って板の選択肢増やさないと、裾野が広がらない気がします・・・。と、裾野の一人が言っています。
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